高齢者が便秘になるワケ

高齢になると便秘になりやすいとよくいわれていますが、それには共通する原因がいくつかあります。
適切な対応をしておかなければ、高齢者ご本人だけでなくそのご家族にとってもデリケートで深刻な問題になります。

筋力の低下

加齢により腹筋力が低下してくると、排便時にお腹に力が入らずスムーズに出なくなってしまいます。
また、腸の動き自体も弱くなるため、便秘しやすくなるわけです。

運動不足

身体が重く感じられたり関節に痛みを感じたりすることで、身体を動かす機会が激減します。
動かずにいると筋力が弱り、内臓への刺激もなくなるため、便秘になりやすくなります。
座ってできる体操や少しの時間でも散歩するなど、簡単なことから始めることをおすすめします。

水分摂取量の低下

高齢になると、喉の渇きがあまり感じられなくなるといいます。
そのため、水分を摂取する機会も量も減るため、体内は水分が不足した状態になります。
そのことで便が硬くなり、便秘になってしまうのです。

食事量の減少

水分だけでなく食事の量も減り、小食になる人も多いようです。食べる量が少ないと作られる便の量も当然少なくなります。


気をつけたい高齢者の便秘対策

高齢者の便秘対策は、身体の機能が低下していることから、若年層と同じ対策をとることができません。
食物繊維を多く摂るとか冷たい水を飲むとかは、逆効果になることがあるのです。
また、持病などで薬を服用している場合、その副作用による便秘であることもあったり、便秘薬を飲み合わせることができなかったりすることもあります。

介護が必要な方は、周囲に迷惑をかけまいと便意を我慢することがありますが、我慢することもまた逆効果になり、返って周囲に迷惑をかけてしまうことになるため注意が必要です。
便秘気味かなと感じたら、早めにかかりつけの医師に相談するなどして、便秘の原因を突き止めて適切に対応することをおすすめします。