妊娠中に便秘になるワケ

ほとんどの妊婦さんが経験する便秘。妊娠前は全然なかったという人でもなってしまう便秘。
なぜ多くの妊娠中にこれほどまで便秘になるのでしょうか。

女性ホルモンが大きく影響

妊娠してまず大きく変化があるのが女性ホルモンの分泌量です。
女性ホルモンのうち、黄体ホルモンは妊娠前から子宮内を着床しやすいように準備をして、受精卵が着床したら胎盤を形成するなどしながら、妊娠を維持するために働き、妊娠後期(8ヶ月〜9ヶ月)頃まで分泌量は増加します。

その後、出産期まではゆるやかな減少を見せ、産後は急速に低下していくのですが、この黄体ホルモンが便秘に関わっていて、腸内のぜん動運動を抑える働きがあるといわれています。
腸の動きが緩やかになるため、便を押し出すのに時間がかかり、その結果便秘になるというわけです。

圧迫される腸

胎児が成長していくとともに、子宮も徐々に大きくなっていきます。
大きくなった子宮は、次第に直腸を圧迫していき腸のぜん動運動にも影響を与え、スムーズな排便が出来なくなってしまいます。
また、お腹が大きくなることで運動不足になり、それが便秘を招く原因にもなっています。

水分の摂取不足

妊娠初期ではつわりのために飲食がしづらくなったりします。
また、妊娠後期では、胎児の成長により子宮も大きくなり、お腹の上部、つまり胃が圧迫されるようになります。
そのため、妊娠後期にもつわりに似た症状があらわれ、食欲不振や吐き気をもよおすことがあるのです。
血液の循環、食べたものの消化・吸収には水分が必要です。
体内の水分が少ないと、便が硬くなり、排便までに時間がかかってしまいます。


妊娠中の便秘を解消するために

以上のことから、妊娠中の便秘には、特別な理由があることがわかります。

食事や水分の摂取量に気をつけるというのはもちろんのことですが、それだけでは解消するに至りません。
だからといって、放っておくと痔になってしまうこともあり、苦痛が増大します。

まずは、かかりつけの産科医に相談することをおすすめします。
長引きそうだなと感じたら、早めに受診するようにしましょう。
妊娠中の便秘には、「マグミット」や「マグラックス」などの腸を刺激するタイプではなく、便を柔らかくするタイプの便秘薬や処方されるので、副作用も少ないといわれており、身体にも安心です。
妊娠中の便秘は、ほとんどの妊婦さんが経験していることなので、心配はいりません!