便秘は万病の元!

便秘が病気の原因となり、死に至ることもあるということをご存知ですか?
何らかの理由で大腸の機能が衰えると便秘になるわけですが、ちまたでよく耳にする病気と強い関係があるというふうに考えられています。
たかが便秘。
されど便秘。
何かおかしいと感じたら、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

多くの人が抱える「痔」の悩み

便秘が原因で「痔」になってしまったという人も多いのではないでしょうか。
「切れ痔」「いぼ痔」など、このどちらかひとつは経験したことありますよね。
便が硬くなってしまうと、排便時にいきみ、肛門が切れてしまったり、肛門周辺の静脈がうっ血してしまったりします。
細菌が入ってしまうと化膿してしまい「痔ろう」になることもあります。
その症状は強く、発熱したり痛みが激しくなったりします。

腰痛との関係性

腰痛を抱えている人の中には、便秘が関係していることもあります。
便秘になると便が大腸内に滞り、腸が膨張してきます。

すると膨らんだ腸は、腸周辺つまり、腰に近いあたりの血管や神経を圧迫して刺激を与えます。
また逆に「腸腰筋性腰痛」が便秘を引き起こすこともあるといわれています。
大腿骨と腰椎をつなぐ筋肉「腸腰筋」が硬く緊張した状態により起きる腰痛なのですが、
腸も同じように硬く緊張状態になるため、大腸のぜん動運動が鈍くなるため便秘をひき起こします。

有害物質には発がん作用あり!

便秘の状態が続くと腸内には悪玉菌が増加し、有害物質が発生するということはこれまでに述べてきましたが、
この有害物質には、がんを発生させる作用があるものもあり、腸の粘膜を蝕み、大腸がんなどの原因となります。

硬くなった便は大変なことになります!

「腸閉塞」という病名を聞いたことはありますか?
口から入った食べ物が胃や腸で消化・吸収され、老廃物は便として排出されるというのが自然の流れですが、それが腸内で滞り、詰まった状態になってしまうことがあります。
これが「腸閉塞」です。

お腹が張ったり痛くなったりするのですが、詰まった老廃物が先に進めないため逆流し、吐き気を感じたり嘔吐したりもします。
この「腸閉塞」は、何らかの理由で腸がねじれたり折れ曲がったり圧迫されたりすることによって、腸が詰まった状態になる場合と、重度の便秘により便が詰まって腸がふさがった状態になる場合とがあります。
これを「糞便性腸閉塞(イレウス)」といいます。
いずれの場合も腸閉塞は非常に緊急性が高く、命に関わる危険な病気であります。