便秘と体臭の関係

便秘になると身体に様々な影響を与えると、これまでに述べてきました。
肌荒れやむくみ、肩こりや頭痛など、自覚症状としてあらわれるものばかりでした。

しかし、便秘による影響はこれらばかりではなく、身体から発する「臭い」にも影響を与えるのです。

便秘の時におならが臭いというのはよく聞く話ですが、実はそれだけではないのです。
便が長い間、大腸に滞留すると有害物質などが発生すると、前にも述べましたが、その有害物質が体臭にも影響しているというのです。

大腸内に便が長く留まると、腐敗が進み毒素(アンモニアなど)が発生します。
この毒素(アンモニアなど)は、排出されずにいると腸壁から吸収され、血中に流れ出ていき、身体中を巡っていきます。
そして別の排出方法、つまり、汗や皮脂などと共に毛穴からその毒素は排出され、臭いが発生するということになるのです。

気にしておきたいのは体臭だけではありません。
実は便秘による口臭もあるというのです。

口臭の原因は、口内環境の問題と思われていることが多いですが、胃腸などの具合が悪いことも原因のひとつといわれています。
身体中を巡ってきた毒素は、いくらかは肝臓で解毒されるのですが、解毒されなかったものが、皮膚から体臭として、呼気から口臭として排出されるということなのです。

これらの臭いは、便が腐敗したことにより発生した毒素が原因であることから、体臭や口臭の成分は、便の臭いと限りなく近いといわれています。
体臭や口臭は、自分では気づきにくい問題です。
知らない間に、周囲の人に嫌な思いをさせているかもしれません。

便秘が原因となる体臭・口臭を改善するには、やはり便秘解消が一番です。
腸内が健康であれば、便通は良くなりますし、嫌な臭いを発することもありません。

アジア人の子ども(7歳〜11歳)の腸内細菌を調査したところ、日本の子どもには「善玉菌」が多く「悪玉菌」が少ないとの報告があります。

便の中に含まれる細菌を分析した結果、善玉菌の中でも整腸作用や病原菌の感染から腸を守るなどの働きをする「ビフィズス菌」の割合が多く、20%台だということがわかりました。
ちなみに同様の調査を欧米の子どもを対象にした結果、その割合は5%未満だったそうです。

子どもの体臭や口臭が気になったという人はほとんどいないのではないでしょうか。
腸内環境が良いと身体から発する臭いも気にならないということがこのことからわかります。