意外な関係?便秘と禁煙

現在の全国での喫煙者率は、男性約30%、女性約10%と言われています。
男性は10人中3人、女性は10人中1人が喫煙者ということになります。

いずれも前年の調査時に比べると減少しているそうで、男性は97万人減、女性は39万人減だそうです。

つまり、1年の間に136万人もの人が喫煙を辞めることを決意した…ということになります。

喫煙は生活習慣に溶け込んでしまい、食欲や睡眠欲などと同じくらい…いや、それ以上に「喫煙欲」が出てしまい、いざ禁煙してみようと思ってもなかなか続かないとよく耳にします。
強い意志を持って禁煙を始めたはずなのに…。
禁煙経験者の話では、禁煙をすると様々な禁断(離脱)症状があらわれるそうです。
それをうまく乗り切らなければ、禁煙は成功しないのだとか。

その禁断(離脱)症状には、
  • イライラして集中できず、落ち着かない
  • 頭痛がする
  • 身体がだるい
  • 眠いまたは眠れない
  • 便秘
などがあるようですが、この中で、意外な症状「便秘」があります。
禁煙中、この「便秘」に悩まされる人も案外多いようなのです。
なぜ「禁煙」と「便秘」が関係あるのでしょうか。

喫煙していると、煙草に含まれる「ニコチン」という成分が体内に入り、大腸を刺激するといわれています。
そしてニコチンによって刺激された大腸は、便を押し出そうと働くのです。
従って、禁煙するとこのニコチンは体内に吸収されることがなくなるため、大腸が刺激されず便秘になるということになるのです。

また、禁煙による便秘を解消しようとして、便秘薬などの薬を服用したけどあまり効果がなかったということがあるようです。
これは、体内に残留しているニコチンが作用して、薬の成分が効かなくなってしまっているからなのです。

禁煙を始めたけど様々な症状に悩まされ、便通も悪くなりますます身体がだるく、重く、スッキリしない。
こんな状態になるならいっそのこと、禁煙を辞めてしまおう!と、途中で心が折れてしまう人も多々いるようです。

身体に害があると分かっていても喫煙していた方が楽だと思えるかもしれませんが、これらの禁断(離脱)症状も禁煙を始めてから1週間ほどでピークを超えるといわれています。
ただ、便秘はまた別で、個人差がありますが、1か月程度悩まされるということもあるようです。
禁煙による便秘には、薬の効果がないと述べましたが、実はとても単純な方法で解消できるといわれています。

それは、
水分を摂ること。

ニコチンを体外へ排出するとともに、水分を摂ることで胃腸を刺激することもできます。
固くなってしまった便にも水分が必要です。
一気にガブガブ飲むのではなく、朝起きたらコップ1杯飲むとか、食事の時はいつもより少し多めに飲むとか、こまめにしっかり水分を摂ることで、徐々に便秘が改善されることが期待されます。